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【ライブレポート】ポルノ超特急2021(DAY3)[2022/02/01]

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 イベントもついに最終日。この日も観客はお土産付きの金色シートでのんびりライブを観たり、事前エントリー制の立ち位置指定スタンディングエリアでお目当てのアーティストのステージを存分に楽しんだりと、思い思いの一日を過ごしている。

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 最後の発車宣言では、初の3日間開催のポル超が無事に終わることを祈りつつ、声高らかに開演を宣言! まずは第一車両、SHANKが『Set the fire』から発車ならぬ“発火”寸前の熱量高いパフォーマンスで盛り上げていく。グッドメロディがご機嫌に観客の体を揺らし、前へ前へと攻め込む楽曲陣が続いていく。そのどれもがポル超に、ライブハウスに、次のステージに向かっていく意気込みを感じるものばかりで、全12曲をあっという間に駆け抜けていった。

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SHANK

 続いてはSPARK‼SOUND‼SHOW‼が「ロットンの悪いお友達です♪」と、ド頭から耳をつんざくような爆音を鳴らし、観客の興奮を焚きつけていく。『ヘビーローテンション』『感電!』ではスサシワールド全開のサウンドのなか、N∀OKIや侑威地が次々に参加し、後輩の悪ノリ上等なステージを一緒になって楽しんでいく。

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SPARK‼SOUND‼SHOW‼

 かと思えば、EGG BRAINが「金閣初登場! ブチかまして帰るから!」と、『SEVENTEEN』から弾けるような高速メロディックパンクでフロアを圧倒。ライブハウス、広いフェス会場、どこで聴いていたって、その瞬間にバチっとハマるライブを体感させてくれるのはさすが! 観客はマスク越しでもわかるほどの満面の笑みを見せながら、体を縦に大きく跳ね上げていく。

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EGG BRAIN

 会場の熱気は留まることを知らず、ヤバイTシャツ屋さんでも観客が掲げた両手が下がる瞬間は一時もなかった。イベントも中盤となると観客にやや疲れが見えだす頃だが、もちろんそんなことは一切許さない。「弱冷房車になってないですか? 強暖房車にしますか!?」と、『癒着☆NIGHT』『ヤバみ』と、ご機嫌&急速ビートで観客を躍らせる。「こういう環境(コロナ禍で規制多いライブ)に慣れてしまって…本当のポル超はこんなもんじゃない‼」と、『Give me the Tank-top』ではライブハウスの熱量や音圧、感覚を取り戻すような威風堂々としたステージを繰り出し、観客を圧倒!

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ヤバイTシャツ屋さん

 HEY-SMITHは長年に渡って共に戦ってきた盟友、そしてバンド主催のフェスを主催する同志でもある。「苦しいこともあるけど、こういう日があると報われる。そう遠くない日に理想の日が来る。ロットンはしんどい時期やろうけど、力になりたい!」と、イベントに懸ける思いを伝え、より高みへ、より多幸感に溢れたライブを披露していく。後半にはロットンメンバーからの共演のリクエストがあった『I’M IN DREAM』をサプライズで披露。高らかにホーンが鳴り響く中、侑威地、N∀OKI、NOBUYAも急いで駆け付け、生のライブならではの瞬間々々を楽しむステージを繰り広げていく。

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HEY-SMITH

 盟友たちのステージはDragon Ashへと繋がる。「ロットンと、ロットンが大好きな人たちに愛を込めてやります」と『THIS WORLD』をカバー。早速のサプライズに会場からは堪らずワッと声が漏れ聞こえる。大輪の花が咲き誇るような『New Era』では体の奥から鼓舞するように、力強いリズムが大きく爆ぜる。「今日できること、全て置いていく。エンターテインメントさせてもらいます」、亡きIKUZONEが一番愛したバンド・ロットンへの想いを『ダイアログ』に目一杯込め、ロットンへ熱量高いバトンを繋ぐ。

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Dragon Ash

 3日間に渡って繰り広げられたポル超、そのすべてを締めるべく、ROTTENGRAFFTYはステージ袖で多くの仲間たちに見送られてステージへと上がる。『金色グラフティー』から圧巻の景色を生み出していくと、全ての想いを吐き出すような楽曲陣を次々に繰り出していく。自らの手で、音で進む道を作らんとする、攻めの姿勢で突き進んでいく4人。KAZUOMIが不在だからこそ、観客は声が出せないからこそ、より強靭でエモーショナルなサウンドを鳴らさないといけない。N∀OKI、NOBUYA、侑威地、HIROSHI、4人が全力でぶつかっていくステージは一瞬でも隙を見せれば振り落とされてしまいそうだ。N∀OKIはバンドに、イベントに、音楽に懸ける思い、そして観客へ感謝の想いを何度も叫ぶ。叫んだ言葉の数だけよりくっきりと、屈強なバンドの音が鳴り響くフロア。KjやHEY-SMITHホーン隊とのコラボと、仲間とのステージも繰り出しつつ、ラスト『切り札』まで全12曲を完走。前人未到の3日間を走り切った彼らだが、これで完璧と思ってはいけない! 2022年はさらに最強最速となった「ポルノ超特急」に乗車できることを期待しよう!

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ROTTENGRAFFTY

文・黒田奈保子