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“今年も「京都大作戦」で新たな伝説誕生!”[2017/08/01]

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京都大作戦2017

 

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 京都・宇治で7月7~9日の3日間に渡って開催された『京都大作戦2017~心の10電!10執念! 10横無尽にはしゃぎな祭!~』(以下、大作戦)。このイベントは10-FEETが主催となって開催されるもので、今年で開催10周年、そしてバンド結成20周年とめでたい事尽くし!さらに、同フェス史上初となる3日連続の開催という新たな挑戦に、全国から約5万5千人のオーディエンスが集結。“源氏ノ舞台”“牛若ノ舞台”(以下、源氏、牛若)を中心に、39組のアーティストのほか、DJやバスケットパフォーマンスチームらが連日熱いステージを繰り広げた。今回はその模様を1日づつお届けしたい。
 
 気持ちの良い快晴からスタートした初日、ここから伝説は始まっていた。
 
 毎年恒例の出演アーティストも参加する、ラジオ体操からすでに会場の熱気は昂り、これまでの10周年を振り返るオープニング映像が流されると、集まったオーディエンスから大きな歓声が送られる。
 
 イベントの幕開けに高らかな祝砲を打つべく、トップバッターに登場したのはMy Hair is Bad! 「1発目からやっちゃおうぜ~!」と、『アフターアワー』から瞬発力高いステージングで観客の心を躍らせていく。椎木知仁(Vo&Gt)は「ここ(3日間のトップバッター)を任せてくれてありがとうございます。覚悟だけもってやってきました」と、ステージに懸ける思いを叫び、『告白』『真赤』と甘酸っぱくも芯の厚い楽曲で魅せていく。そして「あんたらの心を焦がしにきたんだ!」と、『フロムナウオン』へ。ひたすらに“カッコイイロックバンド”を追い求め、歌い叫ぶバンドの姿に会場から熱い称賛の声が送られた。
 
 続いて登場したのが、竹原ピストル。この3日間で唯一、アコギ一本での弾き語りライブで観客の心を鷲掴みにしていく。言葉が音に乗りぶつかる、その衝撃のなんと力強いことか。『RAIN』『ママさんそう言った~Hokkaido Days~』と、ひたすらにまっすぐ睨み付けて歌い上げる姿から目が離せない。言葉は時に武器となる、その様をまじまじと見せつけられる。これまでの大作戦でこんなにも静かなライブはなかったかもしれない…。そう思わせるほど彼の歌に圧倒され、ただ静かに聴き入るオーディエンスたちの姿が印象的だった。

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My Hair is Bad

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竹原ピストル

 「大作戦10周年、10‐FEETで帰れま10!」と10-FEETへの愛を叫びに叫んだステージでミラクルを見せつけてくれたのがサンボマスターだ。1曲目『ミラクルをキミとおこしたいんです』から、オーディエンスは満面の笑顔で、声で、拳で彼らの音に応えていく。『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』では、フィールドの隅から隅まで全員で大合唱♪ 大作戦がオーディエンスはもちろん、アーティストからも愛されているのがじわりと伝わってくる。
 
 イベントも中盤、Nothing’s Carved In Stoneは流麗なステージでフィールドに涼やかな風を運んでいく。熱い熱を孕みながらもストイックなギターのメロが印象的な『November15th』、メンバーそれぞれの音の主張が強いながらもまとまった音圧が心地よく体を揺らす『In Future』と、輪郭のしっかりとしたサウンドが聴く者の心の内側からじわじわと熱を高めていく。

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サンボマスター

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Nothing’s Carved In Stone

 源氏のステージに負けじと、牛若では“なにくそ!”根性を剥き出しにした魂揺さぶるステージングが繰り広げられていた。トップバッターのヤバイTシャツ屋さんは “楽しいだけのライブにしたいんですけど! いいですかー!”と、こやまたくや(Vo&Gt)は宇治市出身ということもあり、地元の先輩である10-FEETに噛み付かんばかりの勢いを感じさせるライブを見せる。ラスト『あつまれ!パーティピーポー』では屈強なパーティサウンドが炸裂! 源氏のステージに聞こえるほどの熱狂っぷりを見せてくれた。続く夜の本気ダンスは、地元出身で念願の初出演♪ 「呼ぶん遅すぎじゃー!」と吠えながらも、鈴鹿秋斗(Dr&Cho)は台風で中止となった初年度のチケットを購入していたことを語り、思い入れの深さを語ってくれた。Creepy Nutsは「日本のヒップホップのかっこいいところを見せたろか!」と、オーディエンスから集めた言葉で即興フリースタイルを披露。さらにDJのスキルの高さに、ジャンルの垣根を超えてオーディエンスが沸き立つ。

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ヤバイTシャツ屋さん

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夜の本気ダンス

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Creepy Nuts

 イベントも後半へ進むなか、何やら天気があやしげな雰囲気に…。打首獄門同好会のライブが始まると、まさかの大雨に! それでも、う●い棒を掲げながらの『デリシャススティック』では豪快なヘドバンを連発‼ ラーメンに日本米と腹ペコテーマをラウドロックに乗せ、オーディエンスに豪快なインパクトを打ちつけていく。そして牛若のラストは四星球! さすがというかオチというのか…、まさかのこの日一番の豪雨が彼らのステージを襲う。ステージには衣装でもあるブリーフで作られたてるてる坊主が飾られるもまるで効果なし! 水中でライブをするかのごとく、1曲目『運動会やりたい』からびしょ濡れになりながら、笑いあり涙ありのライブで楽しませてくれる。もちろん、前回出演同様『RIVER』の超短コピーも健在! 新曲『お告げ』の披露など、まさに記憶と記録に残るライブで、牛若ノ舞台を締めくくった。

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打首獄門同好会

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四星球

 源氏と牛若のステージで熱いライブが展開されるなか、この日限りの『七夕祭』と銘打った特設やぐらステージでのDJ&縁日コーナーも開催された。縁日コーナーではボール入れやくじなど大作戦オリジナルグッズが当たるゲームを用意。DJでは赤福太郎(大阪籠球会ISE)、冠徹弥(THE冠)、田原104洋(MOBSTYLES&MOSH/京都大作戦MC)、YB4(やべきょうすけ)、Satoboy(SUNSHINE DUB/LOU DOG)が参加。それぞれが個性あるDJスタイルを披露し、これまで大作戦に出演したアーティストの音源が流されるなど、やぐらの上でもライブ並みの熱いステージが展開されていた。
 
 そして、源氏、牛若、この日限りの七夕祭ステージだけが大作戦ではない。10-FEETのライブでもおなじみの大阪籠球会をはじめとするバスケットチームが“鞍馬ノ間”で3日間、エキシビジョンマッチや『京都大作戦杯2017』なるトーナメント戦を開催。参加チームはAKT LOCAL、UNDERDOG、TEAM YOUNG GUNS、大阪籠球会、TEAM SOMECITY、TEAM-S、東京籠球会、HIGH WEST BALLERS。ゲーム中はDJが大作戦出演アーティストの音源をプレイするなど、ここでしか観ることのできない“らしい”パフォーマンスで観客を沸かしてくれた。

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 牛若で降り続けた大雨は一体何だったのか…。小雨に変わった源氏の舞台では、4年ぶりの大作戦出演となったSiMが『KiLLiNG ME』からイベントに懸ける熱い覚悟が伝わる沸点の高いライブに、フィールドでは大作戦恒例?の”田植え”が始まった。MAH(Vo)は「(大作戦は)10-FEETだけのステージじゃない。全バンド憧れのステージ。帰ってこれてうれしい!」と、想いを叫ぶと、『GUNSHOTS』『Blah Blah Blah』と緩急するどい重厚なサウンドで、トリ前でも容赦ない圧巻のライブを繰り広げていく。オーディエンスはもう泥だらけ♪ 最後のステージに向けて心地よいプレッシャーにもなりうる、存在感の大きさを見せつけてくれた。
 
 そして、ついに大トリの10-FEETのステージへ。まさかの雨が上がり、美しい夕焼けが顔を覗かせる。ステージに登場したメンバーはいつものようにステージで拳を突き合わせ、TAKUMA(Vo&Gt)はライブが始まる前、これまでのステージで繋がれたバトンに敬意を払うように「ありがとうございました!」と声高らかに叫び1曲目に披露されたのは『RIVER』! まさかの1発目から盛り上がり必至の楽曲に会場からは大きな歓声が沸き立ち、あっという間にフィールドには大きなサークルモッシュが生まれていく。TAKUMAは「あーーあー、楽しいー」と、初日から感極まった表情を見せると、「10周年やけど、9年目も8年目も大事やった。今年もこれで最後やと思って頑張るで! 明日、明後日もできひんくらいにするって決めました!」と、初日からフルスロットルのステージを見せると約束。『アンテナラスト』『太陽4号』と、言葉がじわりと染みる楽曲や、突き上げた拳に力がこもる「その向こうへ」など、TAKUMA、 KOUICHI(Dr&Cho)、NAOKI(Ba&Vo)、3人だけのシンプルな構成だからこそより響く、“人を想う”彼ららしい優しくも力強いロックサウンドを次々に投下。初日だからという言い訳が一切ない、手加減なしのステージで観客を魅了。全力投球の全11曲のステージが終わる頃には、翌日のことなんて考えられないほど高い満足感が全身に満ち溢れていた。

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SiM

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10-FEET

 

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