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【→Pia-no-jaC←】クラシックが2人の魔法ですごいことに!10周年のツアーにも期待が高まる!![2017/09/01]

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→Pia-no-jaC←
 

----9月からデビュー10周年イヤーに突入。これまでを振り返ってみていかがですか?

HIRO「あっという間でしたね。ライブしてアルバムを15枚出して、切れ目なくやってきたので…」

HAYATO「デビュー2、3年目ぐらいまでは地獄のような…(笑)。このペースでリリースして体が持つかな?って思ってたけど、最近は慣れてきましたね。とにかく毎日ピアノを弾いてライブして曲を作ってレコーディングして、気付いたら10年経ってました」

----モチベーションを維持するのも大変そうですが…。

HAYATO「僕は旅したり陶芸を習ったり、全然違うことをしますね。削ったり塗ったり彫ったり…見えないでしょ? どっちかって言うと壊す方に見えるから(笑)」

HIRO「でも売り物みたいにうまいんですよ」

HAYATO「無になれるんですよね、そういう時間は。良い気分転換」

----HIROさんは?

HIRO「僕は基本的にストレスあまりたまらないんで。寝て起きたら毎回リセットされてます(笑)」

----性格は逆?

HAYATO「全然違いますね。同じクラスやったら絶対に仲良くなってない(笑)」

HIRO「優等生とヤンキー(笑)」

----そんな2人で今日まで続けてこられたのは?

HIRO「音楽があったからかな」

HAYATO「制作の途中で意見が分かれることもありますけど、音出してたら楽しいんですよ」

HIRO「もう家族とかより、いる時間が長いですからね。でも仕事でこれだけ会っているのに、ライブとか宿泊先に戻るじゃないですか。すると部屋に来るんですよ。“テレビ見よ~”って(笑)」

----仲良し(笑)。さて、次は7/5に発表されたクラシックのカバーアルバム「EAT A CLASSIC 6」の話を。まずは収録曲ですが、ファンのリクエストをもとに選曲されたとか。

HAYATO「僕ら自身がクラシックを通ってないのもあって、普段クラシックを聴かない人でも楽しめる選曲です。CMとか運動会とか、タイトルはわからないけど聴いたらわかるっていう曲。しかもメロディだけをピックアップしているので、逆にわからない部分もあるけど、それは敢えてそうしていてどこに原曲があるのかな?って探しながら聴くという楽しみですね」

----クラシックの名曲をカバーする気持ちって、どんなものですか?

HIRO「完全にリスペクトですね。“めちゃくちゃやってますね。(原曲を)壊しまくってますね。実は嫌いなんですか?”とか言われることもあるけど、全然!」

HAYATO「最初、クラシックは敷居が高いなって思ってたところもあったんですけど、でもやるなら思い切りやろう!と。(EAT A CLASSICシリーズ)1作目は怒られるような作品にしたかったんです。怒られて終わる…って(笑)。でも、逆に“おもしろい!”ってなって、次からもとことんやろうってなりました」

HIRO「どこまでやったら怒られるかな?って6までやってきたんですけど、なかなか怒られなかったですね(笑)」

HAYATO「原曲のメロディも3音だけをピックアップして、原曲がわからないのもあるんですけど、まったく…」

HIRO「…何も言われない(笑)」

HAYATO「もしかしたらタイトルだけでいいのかな?って(笑)」

----…かもしれない(笑)。しかしクラシックの長い歴史のなかで同じ挑戦をしたいと思った人はいたはずなのに、誰もやってこなかったことですよね。

HAYATO「(EAT A CLASSICシリーズの目的は)それもあるんですよね。ちょっとだけコードをいじったりとか原曲のメロディがハッキリわかるものは喫茶店のBGMとかでよく聴きますよね。でもめちゃくちゃにやっているのはないよな~って。じゃあピアノとカホンだけなら何でもできるから、例えばメタルにしてもいいんじゃないかってなったんです。あ、この6作でわかったのは、ビバルディはメタルが合うってこと。あとショパンの手癖も(笑)。細かいトリルが多いんですよ。だからショパンの曲をやる時は原曲にはなくてもわざとトリルを入れたり…」

HIRO「ちょっとモノマネみたいな感じ。怒られないかとヒヤヒヤしてるのも同じ。ただ、ご本人登場がないという…(笑)」

HAYATO「聴いてクスッとしてもらえればいいですよね。アホやな~って(笑)」

----作者も天国でクスッとしていると思います(笑)。

HAYATO「でも絶対、怒られる(笑)」

HIRO「ね。バッハとかは先生やから、俺ら死んだら正座で説教やで(笑)」

----あらら…(笑)。ちなみにクラシックをカバーする際、自分たちなりのルールなどはあるんですか?

HAYATO「→Pia-no-jaC←らしくやるというのが一つだけ。やるなら思い切り」

HIRO「HAYATOは曲を一回選考会議で聴いたら、そこからその曲を聴かないんですよ」

HAYATO「何回も聴くとどうしても原曲寄りになっちゃうので。例えば以前やった『トルコ行進曲』は昔弾いたことがあって、原曲を知っているからそれを壊し難くて。しかも(カバーを)手になじませるしんどさもあったんですよね。そこから(聴くのは)1回だけって決めて、あとは“こんな感じやったよな~”って…。だから最近不思議な現象が起きて、今までカバーした曲の原曲が流れててもわからない。“何? あ、ボレロやん”みたいな(笑)」

HIRO「そうそう。僕ら前に『エリーゼのために』をめちゃくちゃ明るくやったんですよ。だから原曲を聴くと“こんな悲しい曲?”って思う(笑)」

----そんな大胆なアレンジのヒントはどこから得るんですか?

HAYATO「1回ピックアップするメロディを弾いてみて、ラテンにしてみようとかいろいろトライするんです。だからCDのアレンジに行き着くまでにはかなり寄り道します」

HIRO「そこまでが大変。何でもやってみるんです。もしもトルコ行進曲のトルコが日本だったらって…」

HAYATO「…演歌調にしてみたり」

HIRO「今作の『アヴェ・マリア』は、マリアの響きががパリラに似ているから“あ、パーティチューンや!”って。アレンジ途中は“マ~リア、ハイッ!”って叫んでましたもん(笑)」

----飲み会のコール…(笑)。そうやってアレンジのキモが決まってから広げていく時はどのように?

HAYATO「一度10分ぐらいは弾くんです。それを録音して聴いて必要な部分を集めて、つながりが悪かったらブリッジを作って…と。てんこ盛り状態から引き算です」

----今、10分ぐらい弾くという話が出ましたが、以前「白鳥の湖」をカバーした時は当初4分想定だった曲が7分になったとか(笑)。

HIRO「HAYATOが自分の世界に入ってしまうと、たまにあるんですよ。今回は…(笑)」

HAYATO「…(そうならずに)頑張りました(笑)!その分ライブではすごいことになります」

HIRO「ライブだと行ったきり帰って来ない。迷子(笑)。たまに自分たちでも、今どこにいるかわかんない時があります」

HAYATO「行ってきま~すって(笑)」

HIRO「〇〇時までに帰って来てや~って(笑)。もうどこ行くかわかんない。その後を追うので精一杯」

HAYATO「(HIROが)サングラス越しでも“きょどってる”のがわかる(笑)」

HIRO「ライブ中はテンポすら変わることがザラにありますからね」

----それには慣れるものですか?

HIRO「まぁ、また来たかっていう。初めのうちは、どうしよう!ってなってましたけど、今は、なるほど。そう来るのね…って。とんでもない所行っちゃうのね、行っておいで!と(笑)」

----できた奥さんのよう(笑)。

HAYATO「なかなかやりますよね(笑)」

HIRO「笑って亭主を送り出して、ご飯作って待ってる(笑)」

----HIROさんがやり返すことは?

HIRO「そういう時もあるんですけど、10年やってわかったのは、そうするとさらにやり返される(笑)」

HAYATO「…(笑)。毎回新しい変化がほしいなと思って。やっぱり、やってる方の楽しさって観てる方に伝わるじゃないですか。だから自分をまず楽しくしないと。新しい音を求めて旅立んです、毎回」

 

----やはり自由度が高いのは息の合った2人ならでは。でも、2人とは思えない演奏です。

HAYATO「そこはこだわってますね。限界までできることを…」

HIRO「アマチュア時代はバンドさんと(ライブを)やることが多かったんですけど、2人共負けず嫌いなんで、あの音に対抗するにはどうしたらいいか?って、燃えるんです。(対バンは)4人いてエレキのもの使ってるけど負けへんぞ!って(笑)」

----でも、音源を作る時はライブでの再現性が気になりませんか?

HAYATO「再現性はね…ないっちゃない(笑)」

HIRO「ハハハ!やっているうちにどんどん違うアレンジになっていっちゃうんですよね」

HAYATO「CDどおりやってくださいって言われればできるんですけど、せっかく時間を割いてライブに来てくれるから、その時にしか聴けないものをやりたいなと」

HIRO「それにCDとかはエフェクトとか使っているから(再現は)難しいですよね」

HAYATO「ま、難しいけど、1人で何役かやればと成立するかな…と。今回の『アヴェ・マリア』なら左手でベースライン、右の薬指と小指でメロディを弾いていて、右手の残り3本がギターのバッキングなんですよ。弾きながら、刻みながら、裏打ちして、そこに(カホンの)リズムが入ったら、重ね録りじゃなくてもちゃんと成立する。そうやって新しい奏法みたいなものを見付けるのが好きなんですよ」

----すごい! そうやっていたんですね。でもクラシックのカバーだと、メロディは既にあるから…。

HAYATO「…大変っちゃ大変。もとのメロディをなぞるっていう縛りがあるわけだから。でも楽しいんですよ。弾かれへんかったのが弾けるようになった時の達成感。だから毎回、EAT A CLASSICシリーズのレコーディング後って、不思議なことに指の調子が良くて」


----日頃、使わない部分を使っているとかですか?

HAYATO「たぶんそういうことだと…(笑)。毎回、自分がスキルアップしてるなと思うんですよね」


----さてそろそろお時間が…。最後に9月からのツアーの話を。10周年記念ということなので、セットリストが悩ましいのでは?

HIRO「やっぱり10年の集大成というベストのセットリストでやりたいなと思いますね。ただ、ちゃんとした(音源に近い)形でできるかは…(笑)」


----あ。HAYATOさんが行ってしまうと…(笑)。

HAYATO「ちゃ~んと弾きます(笑)」

HIRO「あまり信じられないですけど、なるべくね。せめて主だったメロディぐらいは残したいね(笑)」


----でも、その当日のみのアレンジもファンが楽しみにしているものでしょうね(笑)。そして、お2人の地元・大阪での公演は初日です。

HIRO「大阪で、しかもデビュー日に初日のライブができるのはすごくうれしいですね。ここからもう一回、→Pia-no-jaC←の次の10年が見えるようなツアーにしたいと思っているので、昔はライブに来ていたけど最近観てないとか、大阪に住んでて名前は知ってるけどライブは観たことないって人にも、ぜひ来てほしいです」

HAYATO「初めて観る人でも、誰も楽しめる音楽なので、ぜひ。ピアノも思いっ切り弾くので…新しいステップで、行って来ます~!ってね(笑)。お楽しみに!」

 

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