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【SHE'S Hall Tour 2017 with Strings 〜after awakening〜】感動の星空も広がった、初ホールツアー・ファイナル![2017/11/01]

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SHE'S

 ストリングスを従えたスペシャル編成で繰り広げるSHE'S初のホールツアー。そのファイナル公演が10/14彼らの地元・大阪で行われた。今回その舞台となったのは、立命館いばらきフューチャープラザ グランドホール。この大会場が熱く沸いた一夜をレポートする。 ここまでの公演をソールドアウトさせ、もちろん今夜も満員状態。会場に足を踏み入れたファンからは「広い!」の声も上がり、“初ホール”“地元”“最終日”となればいやがうえにも期待は高まる一方。そんなざわつきのなか聞こえるアナウンスは、なんと彼らの盟友・Ivy to Fraudulent Gameの寺口宣明の声。しかも爆笑のコール&レスポンスの練習付きで、開始前から楽しませてくれる。そしてドキドキではち切れそうな空気のまま、ついにライブがスタート!

 まずは「ファイナル、準備できてる?」(井上)のコールから、アッパーな「Over You」で畳み掛けてスタートダッシュ! さわやかなメロディをストリングスの音色が彩り、さらに清涼感をアップすると、観客も速攻でテンションマックスになってクラップにハンズアップ。実に華々しい幕開けだ。そして「Un-sciense」の力強い歩みを感じさせるビート、「Someone New」のバンドサウンドで作る上昇気流に乗って、「Oi! Oi!」のコールもこだまする。当然メンバーも早々に沸騰。「でけー(笑)!」(井上)と、地元ホールに感慨もひとしおの様子で、「帰って来たような気がします」(井上)、「昔の曲はほとんどこの街でできたと言っても過言ではないからね」(広瀬)と凱旋ムードたっぷりだ。そして彼ららしいハートウォームな色をまとって、ミドルテンポのキャッチーなポップを鳴らし始める。「Beautiful Day」ではスイートに、「グッド・ウェディング」では軽やかな会話のように歌声が響き、ファンは思い思いに体を揺らして彼らの音楽を堪能。アカペラ+クラップのグッとくるポイントも心地いい。

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 そんな夢心地の後は、後に井上が“マレフィセント コーナー”と称した圧巻の中盤へ。響くのは「Isolation」「Night Owl」「Ghost」などの6曲。叫びにも似たボーカル、アグレッシブなサウンド、強さを感じるストリングスで描くドラマチックなシーンもあれば、次々に展開する曲調とフラッシュライトで圧倒的な存在感を見せ付ける場面も。ピアノの旋律が静寂を呼ぶ抒情的な空気、きらめくようなピアノと滑らかな英詞で表現する熱さと冷たさ、さまざまな感触が深い感情を呼び起こす。また途中には「大切な人をなくした時に書いた曲。(中略)自分は何ができるのかな?…生きている以上、愛情を伝えていくことなんやと思って書いた」(井上)と耳にこびり付く言葉を挟んで「Long Goodbye」もプレイ。これには涙する人も見られる。そんなエモーショナルな時間は、まるで物語の中にいるようで、観客は最大の集中で聴き入り、その世界に潜っていく。そしてまた、そこから浮上させるのは飾らないMC。「(中盤は)闇に落ちるというか…」(井上)に対して「いつも落ちてるやん(笑)」と絶妙のバランス。さらに1人話がかみ合わない木村もトークに参戦して、いつもの和やかな雰囲気に。最後は「(MCが)長いわ(笑)!」という冷静な服部のツッコミが入って、ラストスパートに突入!
 「Change」のスケール感あるメロディで再びハンズアップの花を会場に咲かせると、井上はハンドマイクでフロアに降臨。歓声が起こる。さらに「Freedom」や「Time To Dive」で走りだしたくなるような気分にさせ、全員をビッグスマイルに。ラストは「なんてことのないことが結構大事だったりする。(中略)小さな幸せが見つけられるように、失敗しながら一緒に生きていきたいと思います」(井上)というMCから「aru hikari」へ。客席にはスマホのライトがきらめき、まるで満天の星空のようになったホールに広がる優しい曲の世界は、まさに感動のひと言。井上の「こんななか歌える俺は幸せやな~」の言葉どおり、多幸感いっぱいで本編を終えた。

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 そしてお楽しみのアンコールは引き続き鮮やかさや勢いを感じる3曲。まずは12/6(水)発表のアルバム「Wandering」にも収められる、「閃光ライオット2012」で披露した曲「The World Lost You」がセレクトされ、次の「遠くまで」では広瀬、服部が木村のそばに駆け寄り演奏するというファンには堪らない姿も。そして大ラスと言えば、お約束のグッドメロディ「Curtain Call」! 「Wow Wo Wo」の大合唱で全員が一つになり、最後には心を揺さぶる光景が生まれる。そんな高揚感と満足感に満ちた初ホールツアー最終日は、しばらく冷めそうにない熱を残して幕を下ろした。

SHE'S

 「Wandering」のリリースと共に、来年2月からは自身最大規模の全国ツアーが決定している彼ら。その時には今回のホールツアーを経てひと回りビッグになった4人が見られることだろう。今日の興奮…それ以上を味わえる日が、今からもう待ちきれない!

SHE'S Tour 2018