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【ライブレポート】SILENT SIREN|天下一品 presents SILENT SIREN LIVE TOUR 2018 〜”Girls will be Bears”TOUR〜[2018/06/01]

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 5月1日、神戸・Harbor Studioにて4人組ガールズバンド・SILENT SIRENの「天下一品 presents SILENT SIREN LIVE TOUR 2018~“Girls will be Bears”TOUR~」が開催された。3月から始まった全33公演に及ぶライブハウスツアーもこの日のライブで16本目。ちょうど折り返しとなるこの日のステージは初めての会場ながら、チケットはソールドアウト。会場にはバンドのイメージカラーでもあるピンクのグッズTシャツを身にまとったサイサイファミリー(ファンの総称)が全国各地から集結。ツアー後半に向けてさらなる勢いをつけるべく、SILENT SIREN(以下、サイサイ)はオーディエンスと一致団結し、熱いライブで楽しませてくれた。

 開場BGMにはひなんちゅ自らがセレクトしたという女王蜂やガガガSP、松浦亜弥など“兵庫県出身”アーティストにこだわった90年代以降のJ-POPや邦ロックナンバーが流れ、観客のテンションを上げる。そして突如ドラムが大きく鳴り響いたかと思いきや1曲目から感情昂るナンバーが投下され、 ひなんちゅ(Dr)、ゆかるん(Key)、あいにゃん(Ba)、すぅ(Vo&Gt)とメンバー1人1人がステージに姿を現し、音を重ねていく。会場からはその都度大きなコールが沸き起こり、あっという間に会場の熱量は沸点近くへ。そこからは次々にアッパーチューンを連発し、初っ端から攻めの姿勢で突き進んでいくメンバーたち。あいにゃんの小気味良いスラップがフロアをしっかりと揺さぶっていくのが伝わり、オーディエンスはみな嬉々とした表情をしている。

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 メンバーの声が掻き消されそうなほど大きな歓声が送られるなか、メンバーは初めての会場でのライブに好反応の様子。ひなんちゅは「西宮に住んでいたこともあって、地元神戸でライブができるのが嬉しい」と語りつつ、ご機嫌なドラムロールから「パパヤパヤパ」へ。一足早い夏気分を感じさせる軽快なナンバーに観客はタオルを振りまわし、コール&レスポンスで音に応える。芯のぶれないひなんちゅとあいにゃん、2人のリズム隊が会場に大きな一体感を生み出し、楽曲が進むにつれてメンバーとオーディエンスとの間に揺るぎないチームワークを感じさせる。さらに、スリルある構成の「Limited」でのメンバーソロではキュートなビジュアルからは想像し難い、“ロックバンド”らしい攻めで見た目とのギャップに思わず目が釘付けに。今回のツアーでは“戦う女”をイメージしたという迷彩柄の衣装を身に纏っていることもあってか、ステージではつねに攻撃的な姿勢を感じたのもそのせいなのかもしれない。

 ステージ中盤には、サイサイライブではお馴染みの“サイサイコーナー”も。罰ゲームを懸けたゲームコーナーではメンバーの天然っぷりや素の表情を見ることができ、会場からは和やかな笑い声が生まれる。

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 その後のライブでは先ほどの穏やかな空気から一変、ゆかるんの華やかなメロディーが際立つ「milk boy」などストレートなロックナンバーが再びオーディエンスの熱量を高めていく。ほかにも、すぅの透明感あるキュートな歌声が胸を焦がす淡い恋心を描いた楽曲など、サイサイならではのカラフルな楽曲陣と恋心をくすぐる歌詞に思いをリンクさせているのか、女性ファンの多くがじっと彼女らの姿に魅入っている姿が印象的だった。

 ステージ後半、すぅが楽曲に込めた思いを切々と語り披露したのは「さよなら日比谷」だ。昨年12月にリリースしたアルバム「GIRLS POWER」に最終曲として収録されている楽曲だが、実はデビュー以前から温めてきた思い入れのある作品だという。“想っていた目的地に辿りついていたら…”と儚い心情を吐露した言葉に寄りそうように音を重ね、感情をより立体的に伝えていくメンバーたち。“少女”から“女性”へと成長するように、メロウな楽曲からは可憐さではなく大人の艶やかさを感じさせ、観客も思わずぐっと息を落ち着かせ楽曲の世界観に浸っている。

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 最後のMCでは“名前”について驚きのトークも。今回のツアー途中で誕生日を迎えるあいにゃん。大人の女性として、ステージネームが“あいにゃん”と可愛い呼び名で良いものかと悩んでいると告白! そこからそれぞれの名前やバンド名についてなど賑やかに語られ、ツアー中盤でメンバー全員が肩の力が抜けたリラックス状態であることが伝わり、見ているこちらもほっこりした気持ちにさせられる。

 もちろん、ほっこり気分でライブが終わるわけもなく終盤に向けてラストスパートで一気に攻め込んでいく! 男気すら感じるあいにゃんとひなんちゅの力強いリズムとど真ん中のロックチューンや、キャッチーなメロでオーディエンスと一緒になって踊る一体感高まるナンバーなど、立っているだけでも汗だくになってしまうほどフロアの熱気&湿気は最高潮に。そこへトドメを刺すように「フジヤマディスコ」など、ライブでは鉄板の流れへと突き進んでいく。ゆかるんがバブル全盛な扇子で会場を煽り、すぅは「一緒に飛ぼうぜー!」と嬉々たる表情で歌いあげ、あっという間に本編は終了へ。

 アンコールでは「新曲やります」と、ツアータイトルにもあるラーメンチェーン店「天下一品」のテーマソングにもなった「天下一品のテーマ」を披露。すでにファンの間ではお馴染みとなった“らっしゃい”コールでオーディエンスとの一体感を高めると、お祭り騒ぎのハイテンションのままアンコールも駆け抜け、全22曲のライブが幕を閉じた。

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 ツアーはこれから後半戦へ。関西での次のライブは7月1日(日)大阪・Zepp Osaka Baysideが決定している。今回のツアーの中でも、これまで経験のなかった大型ライブハウスへの挑戦にやや緊張した様子のメンバーたち。しかしデビューから6年、日々奮闘しライブを重ねるたびに着実に実力を高めている彼女たちなら、きっと素晴らしいステージを見せてくれるに違いない!

LIVE INFORMATION


天下一品 presents SILENT SIREN LIVE TOUR 2018
〜”Girls will be Bears”TOUR〜

2018/07/01(日) Zepp Osaka Bayside


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