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【ライブレポート】ポルノ超特急2018 -5TH ANNIVERSARY-(DAY1)[2019/01/28]

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ROTTENGRAFFTY主催の「ポルノ超特急2018 -5TH ANNIVERSARY-」が12/22、京都パルスプラザにて開幕! 同会場に移り5周年、そして2つあるステージ金閣・銀閣の銀閣は昨年よりスケールアップした“ポル超”初日の模様をレポートする。まずはMC・やべきょうすけとROTTENGRAFFTYメンバーによる出発進行の号令で華々しくスタート!

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やべきょうすけ × ROTTENGRAFFTY



【金閣ステージ】

キュウソネコカミ

朝一番は「MEGA SHAKE IT !」から! 曲名よろしく大クラップで全員を覚醒させ「ビビった」のまくしたてや「推しのいる生活」の不敵なギターで大観衆をリード。しかも「2年くらい封印してたけど、ウォールオブデスを解禁したいと思う」(ヤマサキ)と「炊き上がれ召し上がれ」では会場を“パッカリ”させ、「お願いシェンロン」ではROTTENGRAFFTYのNOBUYAを招いてヤマサキと共に“筋斗雲”でフロアへ! キャッチーかつ疾走感抜群のナンバーに本音もおふざけものせ、ライブの楽しみを全開放したアクトは一番手としてまさに100点満点!

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キュウソネコカミ



ヤバイTシャツ屋さん

「あつまれ!パーティーピーポー」の中毒性大のリフレインで会場を熱狂させ、「かわE」のしばたのキュートな歌声で気分を上々に! 加えてROTTENGRAFFTYとのコラボも大盤振る舞い。こやまがMCで“俺、肩幅の歌、歌いたいねん”とNOBUYAのモノマネを披露し本人を呼び込むと「肩 have a good day」へ。NOBUYAはシュールな“肩幅のコスプレ姿”で美メロを見事に歌い上げ、続くN∀OKIは「週10ですき家」で“ヤバTすき家”のアドリブも入れ、観客の手を左右に揺らす。その後もハイスピードで畳みかけ全員が一つになる圧巻の光景を生み出した。

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ヤバイTシャツ屋さん



サンボマスター

邦ロックを牽引し続ける彼らだからできる「世界をかえさせておくれよ」や「青春狂騒曲」などの代表曲の連発に、会場は待ってました!と、大コール&シンガロング&ハンズアップ! しかも“山口節”炸裂の煽りはクリスマス版で“全員がサンタになって帰るんです!”と、今日という日の思い出を色濃くする。弾むリズムで楽しさも、エモーショナルなメロディでせつなさも届け、ミュートからの大爆発では全員が昇天。そして何より人々が息を飲んだ山口の真摯なMCは、深く深く聴く者の心に突き刺さったに違いない。

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サンボマスター



SADS

2018年で活動を休止する彼らのライブは開演前から緊張感も! そんななかゆっくりと登場する清春は半端ないオーラだ。そして時が経っても色あせることない名曲「忘却の空」ではアコギの乾いた音をまとい哀愁も感じさせ、“あの”サビでは活動休止を惜しむ人々の大きな歌声も加わる。さらに“打合せなし”というROTTENGRAFFTY・NOBUYA参加の「SANDY」まで! 2人が並んで歌う姿に会場がこれでもかと沸く。またラストは“ファンへ”ということなのか「THANK YOU」をセレクト。攻めに攻めまくる凶暴な姿をしっかりと観客の目に焼き付けた。

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SADS



【銀閣ステージ】

銀閣のトップバッターは、オメでたい頭でなにより。しかもその幕開けはROTTENGRAFFTYの「D.A.N.C.E.」のカバーから! いっきに沸点に達するとそこからウォールオブデスもオタ芸もサークルモッシュも自在に生み出し、超ハイブリットかつハイテンションなパフォーマンスで突き進む。

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オメでたい頭でなにより

そしてこれに続く「ポルノ超特急」初登場のSHIMAは、負けじと「DOGGYMAN」でヘビィに襲いかかり、パーティチューン「TRILOGY」では軽やかなバンドサウンドでフロアから“Oi、Oi”のコールを引き出す。次々に繰り出す表情豊かなナンバーの勢いに、観客は思わずビックスマイルに!

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SHIMA

また同様に初登場のFOMAREはここまでの空気を変えるように甘酸っぱいメロディと詞世界で魅了。せつなさが広がる「君の涙が乾く頃」では曲の物語をロマンチックに綴り、キャッチーで清涼感ある質感で観客のハートをつかむ。一方舞台上では京都出身の樹下が高校の時から「ポルノ超特急」に来ていることを明かし、「こっち(舞台)でやるとは思ってなかったです」と興奮を隠せない様子で、ラスト「新しい歌」では前向きな思いを会場に伝播させる!

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FOMARE

しかし、犬式(INUSHIKI)が銀閣の色合いをさらにチェンジ。どこかオリエンタルなテイストを織り交ぜ浮遊感もある「動物宣言」ではオーディエンスの体をゆらゆらと揺らし、まるで白昼夢のよう。30分間で3曲というステージングは頭を真っ白にし、クセになる心地いい気だるさを残す。

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犬式(INUSHIKI)

そんな銀閣を再びホットスポットにすべく登場したのがENTH! 「HANGOVER」のキャッチーさや「ムーンレイカー」の音圧などが観客の心に火をつけ、拳が突き上がるのはもちろんモッシュも止まらない。会場はリアルに気温も湿度も上がり、見れば壁にも床にも水滴が! しかし、その後もアンセミックなコーラスや高速のビート、爽快感もドラマチックさもあるメロディやハイトーンで全員を燃焼させ続け、踊り暴れて、まさに最高潮といった景色が広がる。

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ENTH

だが、次のSHADOWSの盛り上がりもENTHに勝るとも劣らない。「All I Want」のスピード感とデスボイス、さらに所狭しとHiroが見せる大きなアクションで会場ぎっしりの人をたきつけ、また次々と展開する「Overcome」では、途切れることのないエネルギッシュな音の大波で人々をかっさらう。

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SHADOWS

そしてついに銀閣はトリの四星球へ! 北島いわく銀閣ではなく“幻覚”ステージでのアクトは「攻めてなければ“ポル超”ちゃうからな!」の言葉どおりにキレッキレ。定番の段ボールネタや全身タイツに始まり、ROTTENGRAFFTYの「金色グラフティー」の“一瞬カバー”に、子どもには聞かせられないMCに、新曲「モスキートーンブルース」の披露にと、あの手この手で観客を笑わせ躍らせ、銀閣は盛大に打ち上がった。

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四星球



【金閣ステージ】

Fear, and Loathing in Las Vegas

飛んで跳ねてのハイテンションで現れると、「Crossover」でのっけからヘドバンにデスボイスで急速加熱。しかしMCでは“ROTTENGRAFFTYにはお世話になっていて……。(中略)さっきも蹴りを入れられ……(笑)”(So)と笑いも起こしつつ、本音は“本気で愛を返していきたいと思います”と、「Keep the Heat and Fire Yourself Up」のエッジーなテクノロックで会場をクレイジーなパーティ状態に! その後も、ラウド、ラップ、メロディックなボーカル、ピアノなどさまざまな質感を鮮やかにブレンドし、七変化とも言える音像で観客を気分よく翻弄し続けた。

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Fear, and Loathing in Las Vegas



THE ORAL CIGARETTES

開口一番「ヤバいの見せます!」(山中)とやる気をみなぎらせ、一曲目の「mist...」からクラップにコールに大合唱を起こすと、「狂乱 Hey Kids!!」などの艶やかさも怪しさもある彼ららしいトリッキーな曲展開で揺さぶる。頭上をレーザーが切り裂きモッシュが続く空間は異様な熱気で、フロア脇にはモッシュ渋滞も発生。だが攻撃の手は緩められず「カンタンナコト」といった人気曲の連投でオーディエンスを完全ノックアウトする。特にラスト「BLACK MEMORY」のリフレインは耳にこびり付き、終演後も頭の中でエンドレスリピートに!

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THE ORAL CIGARETTES



HEY-SMITH

「ROTTENGRAFFTYは俺の大事な友達。その友達が一年で一番大事にしてる日。トリ前は俺たちに任せとけ!」(猪狩)と初っ端から泣かせる。そして有言実行ともいえる迫真のアクトは達成感抜群! 「Don't Worry My Friend」では爽快なホーンが突き抜け“Oi、Oi”の大コールが轟き、「Not A TV Show」では歌うようなギターにリードされ、ボーカルやホーンが一層の高揚感をもたらす。また「California」や「Summer Breeze」などの明るい感触はこのフェスへの祝福を表すようだ。バンドマンの友情を肌で感じられるこの濃密なアクトは観客の脳裏に強く焼き付いたことだろう。

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HEY-SMITH



ROTTENGRAFFTY

N∀OKIの「ぶっ飛べー!」のシャウトから「PLAYBACK」の重めのビートで大地を揺るがすと、ミラーボールがきらめく「D.A.N.C.E.」では全員がしゃがんでからの大跳躍でさらに激震。「夏休み」では大コールを引き連れて会場を一つにし、誰もが夢中で踊るお祭り騒ぎの様相となる。そんな興奮はステージ上にもあふれ、N∀OKIは「5周年本当にありがとう。いろいろあったけど続けてきて本当によかった。俺らと一緒に歌ってくれ!」と感極まったまま「70cm四方の窓辺」へ。そのメロディと言葉は体と心を突き動かし、観客の歌声もこだまする。そしてラスト「Error…」ではHEY-SMITHのホーン隊も合流して尖ったナンバーをさらに尖らせ、激流にのって絶頂へ! 当然、熱狂は収まらず、アンコールは「アイオイ」と“京都愛”を込めた「響く都」の2曲。「アイオイ」ではNOBUYAの伸びやかな歌声とN∀OKIの訴えかけるラップが壮大な世界観を形作り、「響く都」では再び全員がダンスで大いに弾んで大団円! 感動の渦のなか、初日の終点へとたどり着いた。

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ROTTENGRAFFTY


全バンドが全力を尽くし、また観客も全力で楽しみ尽くした一日。幕間には藤崎マーケットや吉本新喜劇のお笑いで爆笑も巻き起こった。このかけがえのない体験はROTTENGRAFFTYがいて、彼らが今日まで走り続けてきてくれたからこその結果だ。果たして2日目はどんな奇跡を見せてくれるのか? 明日への期待を高め「ポルノ超特急2018 -5TH ANNIVERSARY-」一日目は幕を下ろした。

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