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【ライブレポート】ポルノ超特急2018 -5TH ANNIVERSARY-(DAY2)[2019/01/28]

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ROTTENGRAFFTYが主催する冬のロックイベント「ポルノ超特急」。大団円で終えた初日に続き、動員を増やした2日目の京都・パルスプラザでは、“金閣”と“銀閣”の2つのステージで、計15組のアーティストに加え、転換中にはM-1王者に輝いた霜降り明星ら4組のお笑い芸人と辻元茂雄座長の新喜劇が登場し、大いにイベントを盛り上げた。



【金閣ステージ】

coldrain

容赦ないスピードで金閣の始発列車を走らせたcoldrain。「To Be Alive」のヘビィなサウンドの中、Masato(Vo)が客上で煽るといきなり後方までヘドバンの嵐に。前日に名古屋で開催された<MERRY ROCK PARADE 2018>でトリを務めてから、この日トップバッターに登場という彼ら。しかし疲労は微塵も感じさせないステージングで、「ドSな仕打ちのお返しをすべて今日のライブにぶつけていくんで!」とROTTENGRAFFTYへの愛を込め、さらに攻撃体制を強めていく。「一番で出るときは歌モノをやらない。後で出るバンドを困らせて、お前らを棒立ちにさせてやる!」との言葉通り、新曲「REVOLUTION」でもシャワーのような豪速重低音で、最後まで狂乱を生み出し続け、ステージを去った。

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coldrain



打首獄門同好会

先日junko(Ba)が還暦を迎えたことが発表され、ファンに激震をもたらした打首獄門同好会は、「昨年は銀閣でしたが金閣に立たせていただいています!こんな年末最高!」と喜びをあらわに。「はたらきたくない」「布団の中から出たくない」など冬にぴったりの楽曲には共感しまくり。ユルい歌詞ながらサウンドはキレキレだ。junkoは長い金髪を振り乱し、還暦とは思えない圧巻のパフォーマンスを繰り出す。後半は企業から公式にオファーをされてつくったという新曲「YES MAX」、「私を二郎に連れてって」とラーメンソングを連発。合唱、ダイブ、モッシュでお腹がいい具合に空いた人も多数いたのでは。

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打首獄門同好会



SUPER BEAVER

「いつも通りやってこいといわれたけど、いつも以上にやります!」と渋谷龍太(Vo)。時おり大きく息を吸い、魂を込めるかのように歌い出す姿からは、本当にこの瞬間を大切にしたいという嘘のない想いが伝わる。ROTTENGRAFFTYへの感謝とリスペクトを語り、「大好きな先輩のつくりあげたフェスを最高の1日にしたい。力をかしてくれませんか」との言葉に応えるオーディエンスからは大歓声が。渋谷の歌の引力に負けじと「青い春」では大合唱となり、続く「東京流星群」ではコールで会場が一体に。ひとりのこらず想いを届ける歌と力強いバンド・サウンドは、確固たる信頼を勝ち得ていた。

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SUPER BEAVER



HYDE

黒い衣装にマスク姿で現れたHYDEが登場するなり、大歓声に包まれる金閣。発するオーラはやはりハンパない。2曲目でフェイスマスクを取り、艷やかな歌声を響かせると黄色い歓声も。会場をあっという間に掌握していく。「知らないかもしれないけど」と謙虚な面持ちで教えた「ANOTHER M」のジャンプもレスポンスも完璧にかえすポルノ超特急のお客さん。みんなのポテンシャルの高さに感動しきりのHYDEだった。そして「HONEY」「GLAMOROUS SKY」が鳴らされた瞬間は、鳥肌モンで興奮度はMAXに。大合唱が巻き起こり、色褪せることのない名曲を堪能した。その後は「気に入った曲ができたらやりたいじゃない?わかるよね!」とピュアな音楽愛で新曲も披露。自身の最新の姿も織り交ぜたセットリストで、完全にHYDEのペースに。貫禄のステージングで魅せてくれた。

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HYDE



【銀閣ステージ】

金閣と交互に熱演が繰り広げられていた銀閣ステージ。初っ端から破竹の勢いをみせたのは、トップバッターで登場のハルカミライだ。「おきてるー?」と叫び、1曲目「君にしか」ですでに橋本学(Vo)はフルテンション。客の上を渡り歩き、魂の叫びを繰り出す。おはようの挨拶にしては激しすぎるカオス状態でもう最高!客の上を後方まで進みながら、「はじめまして!俺たちハルカミライです!」と何度も叫び、音楽でありのままの自分たちを表現する姿勢に初見の客も一瞬で引き込まれてしまう。「世界を終わらせて」では、アカペラで歌う橋本にあわせて完璧に歌を返す客の一体感にも驚かされた。ロックのミライが見えた素晴らしいステージでトップを飾り、次のバンドへと繋いでいく。

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ハルカミライ

そして初出演ながらライブハウスさながらに2番手を盛り上げたNorthern19、ダイナミックなサウンドで5人の底力を見せたSurvive Said The Prophet、ROTTENGRAFFTYのN∀OKI(Vo)とのサプライズなコラボで楽しませた韻シストが前半を盛り上げていく。

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Northern19

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Survive Said The Prophet

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韻シスト

後半は、誰もが暖かくオーガニックなアンサンブルの響きに酔いしれたOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDが貫禄のステージを展開。

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OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND

さらにDragon Ashと10-FEETの間というイベントの山場で奮闘したのは、SIX LOUNGE。「僕を撃て」「MIDNIGHT RADIO」などストレートなロックを爆音で鳴らし、フロアのクラウドサーフを生み続ける。「去年に引き続き、このステージに立たせていただきありがとうございます」感謝を述べるヤマグチ(Vo&Gt)。「嫌でも気合いはいります!言葉で伝えるの下手なので、精一杯歌って帰ります!」と後半、美メロが染みる「くだらない」でエモーショナルな歌声を響かせ、「ラストシーン」では、ピースフルな雰囲気の中、たくさんの拳があがった。熱量高く歌モノで締めくくり、完全燃焼したライブは感動を呼び、ついに銀閣はトリの出番。

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SIX LOUNGE

ROTTENGRAFFTYと同期で同じ時代をかけぬけてきたHawaiian6が観客を煽り、拳を突き上げさせる熱気あふれるステージを展開。貫き通した熱い気持ちが、初出演とは思えぬほどの一体感を生み出し、見事に銀閣のトリを務めあげたのだった。

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Hawaiian6



【金閣ステージ】

The BONEZ

「京都、遊ぼうぜー!」と1曲目からフルスロットルにアゲるJESSE(Vo&Gt)。それに応えるオーディエンスの拳があがり、大切な仲間への想いを音に変えてぶつけるバンド。「お前らの声を聞かせてくれ!準備できているか!」と、ハンドクラップの中、ダンサブルな「LIFE」で雰囲気をかえてさらなる高みへ。MCでは音楽とバンドへの想いを語り、「来年も新曲をいっぱいつくる」と創作意欲を見せるJESSE。「一緒に遊べてっか?」後半はエモーショナルなナンバーが続きダイバーがとまらない。ラストソング「See you again」では巨大なシンガロングとなり、走り抜いた35分はほんの一瞬に感じる濃密な時間だった。

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The BONEZ



Dragon Ash

京都パルスプラザに場所を変えてから、5年連続の出演となるDragon Ashは、「Mix It Up」から速攻でオーディエンスを強靭なグルーヴの渦の中へ誘う。「本気で飛んでこいよ!」とKj(Vo&Gt)が怒号を浴びせると、「Headbang」「Revolater」と攻撃の手を緩めないバンドに、ダイブ、モッシュ、ヘドバンで必死にくらいつくオーディエンス。祝祭感あふれる「Jump」では、Kjも笑顔になり、京都に引っ越してきて1年というKenKen(Ba)が京都への愛を込めた演奏で魅せる。ラストはIKUZONEのシンボルであるシャツをステージ前方に掲げはじまった「Fantasista」!イントロだけで迫り来る高揚感は格別だ。そして最後は、「友達のバンドのためだと頑張れる。誰かのためみたいに自分のためにもがんばれたらいいよね」とメッセージを残し、ロットンメンバーも登場しての「THIS WORLD」が追加された光景は感動的だった。

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Dragon Ash



10-FEET

暴れる準備は整ったとばかりに、タオルを掲げたオーディエンスの前に現れたのは、ROTTENGRAFFTYの盟友・10-FEET!「昨日、最後方からライブを見て分かった。音が届きにくい一番後ろまで届けるのが今日の目標や!」とTAKUMA(Vo&Gt)。1曲目の「蜃気楼」から熱い想いをストレートに丁寧に紡ぐTAKUMA、パワーを蓄電&放出するように天を見上げ演奏するNAOKI(Ba)、しっかりとビートで支えるKOUICHI(Dr)。観客のリフレインとコーラスの完璧な掛け合いがさらなる一体感を生んでいく。すっかりライブ映え曲として定着した感のある「1 size FITS ALL」はポルノ超特急仕様に。その後もMCや曲目変更でポルノ超特急にちなんだ仕込みも満載。彼らなりの愛がつまりまくった熱いステージとなった。

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10-FEET



ROTTENGRAFFTY

「白線を前のめりにまたいで加速してくれ!」いよいよ最終列車ROTTENGRAFFTYが2日間の想いを繋いで登場。「THIS WORLD」からライブがスタートすると、NOBUYA(Vo)は客上に降り立ち、スクリームするN∀OKI (Vo)との2センターで最速で狂乱の宴へと誘う。「お前ら全員音で殺す!」無数のダイバーが泳ぎ、すでにクライマックスかのような盛り上がり。瞬きしている間に終わってしまいそうなスピード感の中、誰もがこの最高の瞬間を目に耳に体に刻もうとしていた。「D.A.N.C.E.」のイントロで歓声があがると踊り狂うオーディエンス。特別な日に特別な曲をやりたいとレーザー光線がROTTENGRAFFTYの文字を映し出し、「悪巧み~ Merry Christmas Mr.Lawrence」へ。変化を遂げながら巨大なモンスターのように迫りくるグルーブの波にのまれ、まだ見たことのない境地へ達した本編ラスト。「金色グラフティー」では、超巨大サークルが発生し、「声を聞かせてくれー!」N∀OKIの叫びに応え、フロアは、残りの力を振り絞るかのように大合唱に。アンコールでは、「ライブを大事にしているアーティストが集まっているから、こんなデカいエネルギーになるねん!」と、2日間を盛り上げてくれた盟友たちに敬意を評すN∀OKIの言葉がドラマチックに胸に響く。来年も開催することが告げられ、ROTTENGRAFFTY号は無事終着駅にたどりついた。

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ROTTENGRAFFTY


2019年は、活動20周年のアニバーサリーイヤーに突入するROTTENGRAFFTY。3月2日からは、全国を巡るツアー「20th Anniversary Beginning of the Story」の開催も決定しており、濃密な活動を経て進化するであろう次発の「ポルノ超特急」にも期待が高まる!

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