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【ライブレポート】響都超特急2025(DAY1)[2026/01/30]

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 ROTTENGRAFFTY(以下、ロットン)が主催する『響都超特急2025』が、2025年12月13、14日の2日間にわたり、京都・パルスプラザで開催された。圧倒的かつ、迫力あるライブパフォーマンスで“ライブハウス最強のバンド”と称される彼ら。2025年もその名は揺らぐことなく、全国ツアーや対バンイベント、音楽フェスに多数出演。そして、一年の総仕上げともいえるバンド恒例のイベントを盛大に盛り上げようと、今年も総勢29組のアーティストと9組のお笑い芸人たちが出演。京都の街に、轟音と歓声が鳴り響いた2日間の模様をレポートしたい。

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ヤバイTシャツ屋さん
撮影:烈

 イベントの開幕を大いに盛り上げてくれたのは、地元・京都の後輩でもある、ヤバイTシャツ屋さん。ありぼぼ(Ba/Vo)はこの日のステージが産休後、初のステージということもあり、いつも以上に気合十分! 「トッパーからクライマックスへ!」と、「ヤバみ」からストロングスタイル&ハイカロリーな選曲でフロアを沸かす。

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Fear, and Loathing in Las Vegas
撮影:かわどう

 Fear, and Loathing in Las Vegasは「響く都のすごいところ見せて!」と、新曲「Until You Die Out」で現在進行形のバンドの生き様を誇示! ドラマチックかつダイナミックな曲展開&お馴染みのパラパラでフロアを一体化させていくと、「心むき出しにして帰ろうぜ!」の煽り文句に、観客は歓喜の声を上げて大盛り上がり。

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ANARCHY
撮影:烈

 フロム京都のラッパー、ANARCHYはロックのお祭りに参加できたことを喜びつつ、「24BARS to kill」「「K.I.N.G」など、マイク1本で日本語の刹那と機微を表現したラップで魅せる。自身のリアルストーリーを描いた「GROWTH」、思いの丈を叫んだ「奇跡」などでジャンルの壁を軽々と超え、その存在感を大いに見せつけてくれた。

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10-FEET
撮影:かわどう

 「今日は出口から、全員笑って出よな!」。地元の盟友・10-FEETの登場は、ロットンとの繋がりや頼もしさをどれだけ強く感じさせてくれることか。「SEASIDE CHAIR」から始まったステージ、内なる心情を描いた楽曲で観客の心に寄り添った…と思いきや、やっぱりそこはタフなロックバンド! アンセムをこれでもかと連投し、フロアを熱狂と興奮の渦に落とし込み、あっという間に観客を破顔の表情に替えてしまう。

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Hump Back
撮影:岩渕直人

Hump Backは「月~金曜まで、まともなフリしてお疲れさん。一緒に諦めて、おもろい大人になりましょ♪」と、「番狂わせ」から愛も刺激もたっぷりなステージでライブハウスラバーたちを笑顔にしていく。「(2025年のヒビキューに)Hump Backおらなあかんかったなと思わせたい」、「死ぬまで遊ぼうぜ!」と「明るい葬式」まで、これぞバンドマン!な姿で駆け抜けた。

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Age Factory
撮影:Taka"nekoze photo”

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G-FREAK FACTORY
撮影:烈

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吉本新喜劇
撮影:かわどう

 銀閣ステージでは、Age Factoryが「オレたちに正解はない、感じるだけ!」と興奮と緊迫感あるステージを。G-FREAK FACTORYは生命の叫びにも似た、生き様を見せつけるようなパフォーマンスでフロアを揺らす。さらに、Brown Basket、w.o.d.、ザストロングパンタロンX、dustbox、SPARK!!SOUND!!SHOW!!らも、フロアの床をぶち破る勢いで熱いステージを披露。かと思えば、各ステージの転換では、はるかぜに告ぐ、ヨネダ2000、オダウエダ、中山功太らお笑い芸人が渾身のネタで観客を大笑いさせる。なかでも、吉本新喜劇ではまさかのロットン・HIROSHIが参加! アドリブ満載のステージに会場が大いに沸いた。

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ハルカミライ
撮影:かわどう

 金閣ステージのイベント後半。ハルカミライは「ロットンに良いバンドと思わせるライブ、歌を歌って帰ります!」と威風堂々としたステージで邁進! 「ファイト!!」など、メンバーがとにかく楽しそうにプレイする姿に連鎖反応してフロアの熱量も倍増していく。「全バンドの選曲が全部、オマエの歌だ!」の言葉に、誰もが気持ちを揺さぶられたに違いない。

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RIZE
撮影:Taka"nekoze photo”

 「東京代表・RIZE、京都お邪魔します!」。RIZEは「PARTY HOUSE」からご機嫌なスタートを切ると、変幻自在のミクスチャーサウンドで観客を次々と圧倒。タフさに磨きのかかったパフォーマンスはとにかく圧巻のひと言に尽きる。「音楽を信じてくれてありがとう」と、これからも思ったことを言葉にして伝えたいと、「heiwa」でピースサインを掲げ、爆音に塗れる快感をこれでもかと体現してくれた。

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    ROTTENGRAFFTY
撮影:烈

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    ROTTENGRAFFTY
撮影:烈

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    ROTTENGRAFFTY
撮影:岩渕直人

 トリのROTTENGRAFFTYの登場に、この日一番の歓声が響き渡るなか、「零戦SOUND SYSTEM」から限界突破を目指し、NOBUYA、N∀OKIのツインボーカルがこれでもかと冴えわたる。セキュリティスタッフ泣かせな剛毅なサウンドに、観客は狂喜乱舞するも、次の瞬間にはそれを上回る、より一層タフなサウンドが投下される。一瞬の隙も許さない、NOBUYAお得意の“殺し合い”なステージが続いていく。「エネルギーが充満する2日間、全部もぎ取ってくれ!」「今をこじ開けろ!」「出し惜しみするな、後悔するな!」、音と言葉で全ての感情を昇華させ、渾身の百花繚乱を描き初日のステージが終了。

文・黒田奈保子